体験談①~私が過敏性腸症候群を発症するまで~

体験談

オーソモレキュラー療法を学び始めて、自分がたどった不調の経過がより鮮明になり、なぜここまで悪化してしまったのかを理解することができました。

そこで今回は改めて、私の胃腸の不調が起こった経緯について詳しく綴っていきたいと思います。今現在、同じような症状で苦しんでいる方の参考になれば嬉しいです。

簡単な経緯のまとめ

1.胃の不調(胃の張り、胃酸逆流、げっぷ、心窩部痛)

病院で逆流性食道炎の疑い

PPI(酸制薬)内服開始

→胃内視鏡で逆流性食道炎は見られず(機能性ディスペプシア

→PPI内服中止

2.腸の不調(消化不良、食物不耐性、便秘、腹部膨満)

胃の内視鏡検査をするまでの間、PPIを2か月以上内服したことで腸内環境が悪化し、徐々に症状が深刻化する。

→大腸内視鏡で特に疾患は見つからず、過敏性腸症候群と診断される。血液検査で乳糖・グルテン不耐性もあり。

オーソモレキュラー療法の存在を知る。

→血液検査で明らかに免疫系の数値に異常がみられるが、専門医では治せないと言われ、便秘薬のみ処方される。

→オーソモレキュラー療法を継続して治癒

詳しい経緯について

簡単にまとめるとこのような経過ですが、ここからはもう少し詳しく書いていきたいと思います。

胃の不調から始まった

当初私が感じていた不調は胃だけで、げっぷがひっきりなしに出る、胃酸が上がってくる、みぞおちの痛みなどの症状が主でした。私は昔からストレスや疲れが胃に出るタイプで、その頃仕事が忙しく食事も外食が多かったこともあり、疲れが胃に出ているのだろうと思っていました。

内科に受診して、おそらく逆流性食道炎だろうということで、パントプラゾールという胃酸抑制剤(PPI)が処方されました。

ですが、それから1か月内服を続けても良くならず、一度内視鏡で異常がないか検査したいと思い病院に連絡しました。

しかし、私の症状は優先度が低いということですぐには内視鏡の予約を取れず、それからさらに1か月経ってようやく胃内視鏡検査を実施。

内視鏡で胃・食道に異常が見当たらなかったため、PPIの内服はそこで中止になりましたが、すでに2か月以上PPIを内服していたことになります。

そして、その時点で腸の不調を感じ始めていたのですが、中止後もその不調は良くなるどころか、さらに便秘やガスの症状は悪化していきました。

胃の症状に関しては、診断名を付けるならば機能性ディスペプシアだと思います。今になって考えると、その時点で休養を取るとか別の方法で治していれば、もしくは、もう少し早くPPI内服を中止していれば、ここまで腸内環境を悪化させることはなかったかもしれません。

でもその頃の私は、PPIはとても一般的な薬だし、と処方について何も疑問に思うことはなく、PPIの副作用について真剣に捉えていませんでした

腸の不調がさらに悪化する

それまではなかった食物不耐性に

PPIの内服を止めた後も、腸の症状は治まるどころか、どんどん悪化する一方。

主な症状は、ガスによる腹部の強い膨満、それによる胃の圧迫とげっぷ、消化不良、便秘、身体の怠さなど。

最初に疑ったのは、乳製品の不耐性です。なぜなら、スイスに住んでから明らかに乳製品の消費量が倍増していたし、乳製品を食べたときに特にお腹が張る感じがあったからです。

そして、血液検査で調べると案の定、ラクトース・グルテン不耐性が。以前は何の問題もなく食べていたのですが、腸内環境が悪化したことでリーキガット症候群を発症し食物不耐性も出てきてしまったようです。

それから、乳製品、小麦製品を完全に避ける、食事を一変する生活を始めました。

オーソモレキュラー療法を知る

ある日、私と同じように薬で過敏性腸症候群になったというスイス人の女性に出会います。彼女は抗生物質による長期の治療が必要で、その過程で過敏性腸症候群を発症し、オーソモレキュラー療法を実践して良くなったそうです。そして彼女は現在オーソモレキュラー療法に基づいた栄養指導を行っています。

彼女との出会いにより、私はオーソモレキュラー療法の存在を知ることが出来ました。

ですが、最初はそれまで全く耳にしたことがなかったオーソモレキュラー療法に対して半信半疑でした。彼女は病院で検査をしてもお金がかかるだけで何も解決しない、と助言をくれていたのですが、まだ専門医への信用を捨てきれていなかった私は、これだけ酷い症状があるんだから検査して何か病気が見つかるかもしれない、という思いから、あらゆる検査を病院で行いました。

病院で検査をしても何も見つからない

病院では出来る限りの検査をしてもらいましたが、大腸内視鏡は問題なし。しかも内視鏡前に飲む緩下剤が、腸内細菌叢にダメージを与えるので余計に具合が悪くなるという始末でした。

SIBOの検査も大腸内視鏡といっしょにやってもらいましたがSIBOではないという結果でした。ですが、後で調べたところによると、内視鏡で細菌量を測る場合、小腸の出口当たりまでしかスコープが届かず正確には行えないようなので、その検査結果が正しいものであるかは定かではありません

オーソモレキュラー療法を始める

病院でなにも悪いところがないと言われた私は、オーソモレキュラー療法について調べるうちにエビデンスに基づいた治療法であることを知り、もしかしたら本当に治るかもしれない、試してみたいと思うようになりました。

そして彼女から助言をもらいつつ、オーソモレキュラー療法を実践していきました。始めるにあたり私の症状が重度のIBSであることから、一度血液検査をした方が良いということになり、病院で採血をするついでオーソモレキュラー療法に必要な項目もいっしょに検査してもらいました。

すると、免疫系の項目は明らかに異常値、ビタミンDも低値という結果。それでも、専門医から処方されたのは、便秘薬のフルセットのみで、腸粘膜に病変のない患者には興味がないという態度があからさまでした。それ以降、私は病院には頼らずに自分で解決していくしかないと決め、あっさりと病院通いを止めてオーソモレキュラー療法を実践していくことにしました。

左が体調が一番悪かったときの写真。お腹がガスでぱんぱんに張って苦しかったのを思い出します。右は完全に治癒したときの写真です。

次回は、私が実際にIBSが治るまでどのような事を実践していったのかについて書いていきたいと思います。

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