オーガニックとは?

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最近では、世界的に環境破壊や環境汚染による私たちの生活や健康の影響などの問題が取り上げられるようになり、各地で大規模なデモも行われています。

同時に、オーガニックやナチュラルといったワードがトレンドになっていて、それを意識した化粧品などの商品が増えてきたように思います。

ですが、今トレンドのオーガニックは、トレンドでは終わりません。世界的な流れを見ても今後より浸透し、オーガニックが当たり前である時代がやってくるでしょう。

そこで今回は、オーガニックってよく目にはするけれどあまりよく知らないという方のために、オーガニックについてまとめてみたいと思います。

オーガニックとは?

オーガニックとは、『化学肥料、薬品を用いずに有機肥料で栽培する農法』の事を指します。

日本では、平成11年にJAS法に基づいて制定された、有機JASマークというオーガニック認証があり、有機農産物、加工食品、畜産物について規制しています。

この認証を受けるためには、農産物では3年以上有機栽培だけを行っている土壌で栽培されていること、遺伝子組み換え技術を使用していない、畜産物では抗生物質を使用していない、といった特定の基準を満たしている必要があります。

日本でのオーガニックの歴史はまだ浅く、あまり浸透していないのが現状です。

オーガニック先進国、ドイツ

ドイツがオーガニック先進国であると言われる理由

一方、ドイツは世界的に見てもオーガニック先進国であると言われていますが、その理由がデメター(Demeter)という世界一厳しいオーガニック基準にあります。

Demeterとは、1924年ベルリンにて発足したドイツのオーガニック農産物と食品の連盟のことです。

その当時、農家にとって化学薬品の継続的な使用により悪化した土壌環境が問題となっており、シュタイナーが推奨したバイオダイナミック農法を始めたのがきっかけのようです。シュタイナーは哲学者で教育思想も有名ですが、化粧品のWeledaの創業者でもあります。

その後、1954年にデメター協会が設立され、デメターマーク管理体制が整いました。この基準は、世界のどのオーガニック認証制度よりも厳しい基準です。現在ではバイオダイナミック農法は60カ国以上の国に広まり、日本でも実践されています。

ドイツの隣国であるスイスにもその影響は及んでおり、デメター農園やデメターの考えに基づいて自然療法に近い医療を実践する病院もあります。

オーガニック製品を買う動機

オーガニックに対する意識が高く、オーガニック製品を買う人も多いドイツやスイス。それでは、なぜ人々はオーガニック製品を買うのか。

それは、やはりオーガニックの製品でも価格がそこまで高くないということが挙げられます。ドイツやスイスでは、政府がオーガニック生産農家を援助していたり、大手のスーパーが積極的にオーガニックの自社製品を販売している背景から、オーガニックの割に買いやすい値段で提供されています。

物価の高いスイスでも、オーガニックのニンジンが1㎏300円と、とても良心的です。

また、もう一つ、人々がオーガニックを買う理由として、環境に対する意識が高く、自然を愛する国民性があります。そして、短期的な利便性よりも長期的に見たメリットを重視するという合理的な考え方も影響しているように思います。

それでは、オーガニック製品を買うメリットって何でしょうか?

オーガニックを選ぶメリットって?

美味しく感じる

一つ目に挙げられるのが、単純に美味しいということです。

実際に、野菜嫌いの幼児や子供でも、オーガニックの野菜だと食べるようになるという実例があります。子供は、身体が小さく許容できる毒素の量が大人より少ないため、身体を守るために刺激や有害物質に対して敏感に感じることができるようになっています。

そのため、野菜に含有している化学物質も舌が察知すると、これは毒だから身体に入れないほうが良いと判断して、泣いたり、食べなかったりという防衛反応を起こすことがあります。

ですから、子供が野菜を食べてくれない場合、一概にうちの子は野菜嫌いだと判断するのではなく、何か受け付けない理由があるのでは、と考えてみることも大切です。

健康のための投資

オーガニック食品は、日本ではまだ価格が一般的に高いですよね。だから、定期的に買うのは難しいかもしれません。

でも、日本で高級品として売られている食品は、値段が張るにも関わらず、オーガニックではないことが多いと思います。例えば、高級な果物は、見た目の美しさや糖度が高くて美味しいということを売りにしていて、身体に良いということは重視していません。

もし同じ金額のお金を使うのであれば、食べたその時は見た目や味わいが楽しめるけれど身体には良くない物よりも、健康を保つのに役立ってくれる、つまり長期的に見て価値のある有機野菜や果物に投資するほうが良いと思いませんか?

栄養価が高い

オーガニック食品のメリットは、化学薬品を含まないことだけではありません。

オーガニック栽培された野菜や果物、またオーガニックの牛乳にはミネラル、ビタミン、抗酸化物質がより多く含まれていることがわかっています。

また、オーガニック食品は普通の野菜よりもフレッシュな期間が短いため、オーガニックを買うと自動的に新鮮な野菜を選んでいることになります。そして、新鮮な野菜の方が、もちろん含まれる栄養価も高くなります。

自然環境の改善に貢献できる

オーガニックの製品を買うことで、将来的な資産である自然環境の改善に貢献することができます。

これから更に環境汚染が進めば人間が住める環境ではなくなっていく、まさにナウシカの世界のような未来は現実に起こり得ることとして問題視されています。だからこそ、世界中の若者たちがデモ抗議を起こしているのです。

私たちの食糧もこれ以上汚染が進めば、食べられる代物ではなくなるかもしれません。

化学肥料は、土壌にいる微生物を殺してしまいます。数年同じ作物を育てていると、土壌の栄養素が不足して作物を育てる力がなくなってしまうので、また化学肥料を増やさざるを得ないという悪循環に陥ります。そのため、自然環境への悪影響も大きくなります。

 

 

しかし、オーガニック栽培では、栄養豊富な土壌を保つことができるため、自然環境に悪影響を与えることなく長期的に栽培を続けていくことができます。

そして土壌から化学肥料が排除されれば、水質も綺麗に保つことができますし、大気への化学肥料の散布もなくなります。

ただのブームでは終わらないオーガニック

いかがでしたか?このように、オーガニックの歴史は100年も前に遡り、自然を敬愛する信念を持って、また自然と人間が調和して生きていくために考えられた思想です。

オーガニックを実践している農家が今後も継続していける環境が出来るためには、その根本にある考えを理解する人が増えていくことが大切だと思います。

日本でも、積極的にオーガニック製品を選ぶ人が徐々に増えてきています。このムーブメントが続き需要が増えていくことで、一般的にも浸透し、今後よりオーガニック製品が買いやすい状況になっていくのではないかと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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